旅に出るとき限らず、普段からカメラは持ち歩いています。
でも、旅に出るときには入念にカメラ選びます。
しかし、これは少し前までの話です。
長くフィルムで写真を撮ってきましたので、それなりにカメラとレンズは数を持っていました。
それらのカメラの中から、「今回の旅にはお前さんと、お前さんを連れて行ってやろう」と選び出す作業は旅の前日の楽しみでもありました。
カメラが決まったら、次はレンズと旅立ちの前日はなかなか大変です。
私の写真がフィルムからデジタルに変わるときに、フィルムカメラの大部分はデジタルカメラ代金の足しになってしまいました。
そのデジタルカメラをLEICA M8からM8.2と買い替えるたびにフィルムカメラとあまり使わないレンズが姿を消していきました。
これまでの私は、本腰を入れて撮影の旅にでるときには、同じ機種のカメラ二台に、焦点距離の異なるレンズをそれぞれ付けて持ち歩くのが常でした。
ですからLEICA M8も、M8.2も複数台揃えてきました。
そして、今回の上京にはLEICA M9です。
当然、M9も二台・・・と言いたいところですが、今回は仕事を抱えてのいわゆる〔出張〕と云うやつですから、カメラは一台。
なんて言うのは言い訳で、M9は一台しか持っていませんので、当然一台しか持って行けません。
私もサラリーマンの端くれですから、財布の底は浅いのでM9を二台手に入れるだけの財力はありません。
旅先での撮影をイメージして、レンズの焦点距離を決めるのですが、今回はボディが一台しかありませんので、レンズも一本と云うことになります。
私は出先でレンズ交換をしませんので、交換レンズを持ち歩くことは殆どありません。
一本だけのレンズとなれば、私のスタンダードレンズの35mmと云うことになります。
そうそう、今日は本の話をするつもりでした。
旅に出るときには本も持って行きます。
まだ読んでない本もあれば、既に読んだ本のなかから選ぶこともあります。
今回は本箱のなかから、すでに何度も読んだ田中小実昌さんの『自動巻時計の一日』を連れ出しました。
本は何度読んでも、その時々で発見があります。
特に、旅先という環境の中では、普段とは違った見方、感じ方が出来るようです。
田中小実昌さんはバスが好きだったようですが、下の写真は羽田空港に向かうモノレールの車窓から撮ったもので、田中さんの眼差しを真似てみました。


