〈雑食〉の次は〈悪食〉です。
悪食とは、普通、人が口にしないようなものを食べること。
粗末な物を食べること。
仏教で、禁じられている獣肉を食べること。
と、いう意味のようです。
〈げてもの食い〉とか、〈いかもの食い〉と言っても良いかも知れません。
〈食〉に関しては、こういった趣味は私にはありませんが、〈写真〉に関しては悪食、げてもの食い、いかもの食いと言えるかも知れません。
私が写真を撮っていると、「何撮ってるの?」とか「そんなもの撮って面白い?」とか聞かれたり、訪ねられたりします。
「人が口にしないもの」、つまり、「人が撮らないもの」「取るに足らないもの」・・そういったものに箸をつけると言うか、レンズを向けるのですから、これは立派な〈悪食写真〉と言えます。
とは言っても、げてものばかりを好んでいるレンズを向けている訳ではありません。
人並みのものもちゃんと頂きます。
やはり、ここでも、食い意地の張った〈雑食〉ということに話しは落ち着くようです。
口に入るものなら、なんでも放り込んで、戻すことはなくても、消化不良はしょっちゅうです。

東京都品川区 / LEICA M8 + SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL
錆の浮いた波板にはよくレンズを向けます。
しかし、この写真の場合の主役は〈洗濯バサミ〉です。
錆びた波板の上に洗濯バサミがあるということは、ここに何か干すのでしょうか。
波板の錆が干し物に着かないか・・などと、考えてしまうと、「写真撮ろう・・」ということになります。

長崎市 / LEICA M8 + UC HEXANON 35mm F2
長崎の石段に捨てられていました。
おそらく花束だったのではと想像しました。
ピート・シーガーの歌に〈Where have all the flowers gone?〉(花はどこへ行ったの?)という反戦歌がありますが、まさに ♪Where have all the flowers gone?♪ と口ずさみながら撮った一枚です。






















