日乗の最近のブログ記事

さあ、本日から〈丸尾研究室写真作品展 2010年度〉が始まりました。
卒業生の協力も得て、今年の搬入は実に手際よく終えることができました。
あとは、現役の学生たちに会期中の会場当番などで頑張って貰わなければなりません。

昨日、搬入が終わって、卒業生たちと食事をしているところに新聞社から電話が入りました。
会場まで来てくれたそうなのですが、すでに作品の飾り付けも終わり誰も会場に居なくなっていましたので、新聞社も驚いていたようです。
300点近い作品を、半日で飾り付けてしまうなんて、まさに神業です。

今回の私の写真はバスの中から撮った写真を並べました。
〈眺め|福岡都市高速〉と題して10枚の写真で構成したものです。
自宅や、勤務先の大学から福岡の中心地、天神に出かけた帰りのバスの窓から撮ったものです。
一般の道路の場合でも、バスの窓から外を眺めるとき、普段、歩きながら眺める町の姿とは趣の違いを感じます。
これは、視点の高さからくるものです。
身長よりも高いところから眺めることが、バスの窓から外を眺める愉しさに繋がっています。

その上、高架になっている都市高速を走るのですから、視点の高さからくる魅力は増大するのです。
同じ都市高速を乗用車で走ることもありますが、この場合は道路の側壁が手前に大きく写り込ん、あまり、写真の出来映えはよくありません。
やはり、バスでないと駄目なのです。

最初から、意識して撮り集めたものではありません。
ある日、自分の撮った写真を眺めていたら、特定の地点で撮った写真が多いことに気付きました。
その後は、機会あるごとにシャッターを押してきました。

レンズもカメラも、ことさらこの場所での撮影を意識して準備することはありません。
季節も時間も天候も異なり、この場所ということ意外はすべて成り行きです。
私に任されるのはシャッターを押すタイミングと露出くらいのものでしょうか。

ずいぶんと気の抜けた撮影ですが、なんとかなったのでしょうか?
さあ、どうでしょうか・・・


JC0715.056 福岡市東区 M9sn35#
福岡市東区 | LEICA M9 + SUMMICRON-M 35mm F2

JC0828.004 福岡市東区 M9 su35#
福岡市東区 | LEICA M9 + SUMMARIT-M 35mm F2.5


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みかん猫67

昨日に引き続き雷の話です。

〈地震・雷・火事・親父〉は世間一般に言う、怖いものの代名詞です。
怖いものの末席ではありますが〈親父〉が入っています。
さて、最近はどうでしょうかね。
若いお父さんたちは、休みの日にはせっせと子供たちと交わる努力をしているようです。

日祭日等に、近くのスーパーに買い物に出かけると、子供の手をひいた、若いお父さんを良く見かけます。
奥さんが買い物をしている間、子守りを仰せつかっているのでしょう。
子供と一緒に、試食コーナーで頬張っているお父さんもよく見かけます。
〈親父〉の威厳も地に落ちているようです。

学生たちを見ていると、その背景に家庭が見え隠れすることがあります。
明るく自由な家族関係のなかで育ったこども。
おじいちゃん、おばあちゃんに甘やかされて育ったこども。
自由放任をはき違えたような家庭で育ったこども。
厳格な親父の影響を受けて育ったこども。
歯が抜けたような家庭で育ったこども。
それぞれに、その子の性格形成に影響を与えています。

私の研究室に所属する学生のNくんの故郷は鹿児島です。
鹿児島という土地柄がそうさせるもか、Nくんの父親は一家の大黒柱として厳格な姿勢を貫いておられるようです。
何故、そのようなことが分かるのかといいますと、時折、お便りを頂くのです。
私の拙文を読んで頂いているようで、愚痴をこぼしたときなどに、励ましのお便りを頂いてきました。

本日も、息子のNくんが帰省して鹿児島に戻って来たとの便りを頂きました。
「写真を死ぬ気で頑張れ。お前の骨は俺が拾ってやる」と、家庭においても自分の息子を厳しく指導されているようです。
そんな父親の文面から、最近、Nくんの成長を喜んでおられる気持ちが伝わるようになってきました。
本日の便りには、息子と一緒に雪の中、撮影に出かけたことなどが綴られ、文末には『成長した息子と居られる時間をとても幸せに感じました。』と書かれていました。

やはり、若者の成長の糧として、厳格な大黒柱のある(居る)〈家庭〉が大事だと痛感しております。

私も大学では頑固親父で通しておりますが、これがなかなか疲れるし、寂しい思いをすることも度々です。
学生からは煙たがられるし、好き好んでやっている訳ではないのですが、職場を見渡しても、頑固親父が似合うのはわたしくらいだと、観念してやっております。


CB1130.004 福岡市中央区 M8 et28a#
福岡市中央区 | LEICA M8 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.


JC1010.099 鹿児島市武 M9sn35a#
鹿児島市武 | LEICA M9 + SUMMICRON-M 35mm F2 ASPH.


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みかん猫67

何故だか分かりませんが、この三四日睡眠不足気味です。
平均すると三時間から四時間の睡眠時間です。
これではいけないから、頑張って寝ようとは考えていません。
先日も床屋の椅子で、これまでにないほどぐっすりと眠っていますし、身体が睡眠を欲するようになれば、そのときは必ず眠ると思っているからです。

今、大学は冬休みですから、普通ならゆっくりと朝寝が楽しめるのかも知れませんが、いつもの時刻になるとわが家に同居している猫が「朝飯の時間ではないのかい・・・」と催促して鳴き出します。
猫の食事は私の仕事ですから、猫も私の耳に届くまで鳴き続けます。
猫にとって私は、啼けば餌が出てくる自動給餌装置といったところです。

仕方なく起き出し、顔を洗い、四匹の猫たちに食事を与えてから、人間様も食事です。
私の朝食はだいたいパン食です。
近くにちょっとしたパン屋があり、散歩の帰りなどに立ち寄って、好みのパンを買って帰ります。
パンに紅茶。それに果物。
睡眠不足の影響もなく、今朝の食事も美味しく頂きました。

朝食後、一息ついてから散歩です。
気温は低く、風が少しありますが、空は晴れて気持ちが良かったので、今日はちょっと遠回りしてみました。

冬の散歩は、寒さでこちらのこころも縮んでしまうことがあります。
そうなると、写真を撮る気も薄らいでしまいます。
そういうことのないように、ヒートテックの下着と、やはり保温機能のしっかりしたシャツ。
その上からフリースを着込み、またその上からパーカーを羽織るといった二重三重に防寒体制を整えて出かけました。
そうなのです。
私は、寒いのが大の苦手なのです。

天候次第ですが、そろそろ今年の撮り納めになるかも知れませんので、写真機は最近、あまり出番のないLEICA M8.2を連れ出してやりました。
レンズはSUMMARIT-M 35mm F2.5。35ミリ判に換算すると47mmくらいです。
本日は穏やかに、標準レンズで眺めてみることにしました。

最初の目標は〈川上宮〉。
無住ですが、大きな楠や銀杏の木のあるお宮で、お気に入りの場所です。
境内の大木に触れると自然の力が伝わってくると同時に、己の頼りなさに気付かされます。
〈川上宮〉までは、みかん畑の中を歩きます。
烏がみかんを銜えて飛び交い、道には烏が食べたみかんの皮が散乱する。そんな冬景色の中を歩いて、最後はパン屋です。

散歩の最後は適度に空腹ですから、ついついたくさんパンを買い込んでしまいます。
今日も、いつもと変わらない散歩をすることができました。
「いつもと変わらない」、これが、一番幸せです。


JC1229.004 福岡県糟屋郡新宮町 M8.2 st35_2.5#
福岡県糟屋郡新宮町 | LEICA M8.2 + SUMMARIT-M 35mm F2.5

JC1229.011 福岡県糟屋郡新宮町 M8.2 st35_2.5#
福岡県糟屋郡新宮町 | LEICA M8.2 + SUMMARIT-M 35mm F2.5


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みかん猫67

写真が銀塩からデジタルに変わったことが主な原因なのかどうかは定かではありませんが、最近の写真学生は、昔の写真学生よりもスマートに構えるところがあって、しつこく写真を撮る人が少なったように感じています。
「そんなもので良いの...?」と言いたくなるほど写真との付き合い方は淡泊で、学生たちと一緒に撮影に歩いても、こちらが不完全燃焼気味になることが多いのです。

しかし、卒業生や写真が好きな人たちとの撮影となると、その様子が一変します。
皆さん、日頃の憂さ晴らしではないのでしょうが、実に執拗にシャッターを押します。
日常の雑事から心身を解放して、写真との時間をこころから楽しんでいるようです。
そんな空気に刺激されて私もついつい調子に乗ってたくさん撮ってしまいます。

フィルム時代だと、撮影から戻ってフィルム現像という緊張する仕事が待ち受けています。
撮影の段階で、「よっしゃ、撮れた」と思えたものがあっても、フィルム現像次第では、喜びもつかの間と言いましょうか、「捕らぬ狸の皮算用」で、手元間で引き寄せた大物をつり上げる瞬間に逃がしてしまうことにもなりかねません。

それが、デジタルカメラで写真を撮ると、撮った瞬間に大凡の結果が見て取れますので、勝負が早いと思っていましたが、最近、そうでもないことを実感しています。
デジタル写真も撮影後の処理が大変で、なかなかこれはこれで大変です。

最近、二人の人から、デジタルカメラで撮った写真のデータ整理と保管について質問を受けました。
デジタルカメラで撮った写真データが入ったメディアから、撮影データをハードディスクに移し変えることから作業は始まります。
ハードディスクに撮影したデータを移し替えるときには、撮影日ごとのホルダーを作成しで、そこに時系列に並べて移し替えます。
複数台数で撮影した日なども、カメラ毎ではなくて、すべて時間の並びになるようにしていますます。

時間順に並んだところで、一コマごとに整理番号付けます。
この作業は〈Name Mangler〉というソフトを使用して行っています。
整理番号には、撮影年月日、撮影場所、使用カメラ、レンズなども記しておきます。
これで、第一段階は終了ですが、たくさん撮ったときには、この作業がなかなか大変なのです。

こうして、整理ができたデータは、私の場合、自宅と職場の外付けハードディスク何台か(現在は四台)に保存しておきます。
同じデータを複数保存するのは、ハードディスクの故障などのアクシデントに備えてのことです。
また、ハードディスクとDVDという方法もあります。

その後は、コンタクトシートの作成し、それが終わったところで、撮影した、全カットをパソコンモニターを通して拡大し確認していきます。
その確認作業のなかで「これは良いかも?」と思われるものをピックアップし、コントラストや色味などを調整します。
出来上がった写真は、〈frickr〉という、写真共有・保存サイトに保管します。
この段階では、〈frickr〉は写真の保管場所として使いますので、私にしか見ることができません。

この〈亀カメラ〉で使う写真も、〈frickr〉に保存されたものを使いますが、この段階で〈frickr〉上でも写真が公開されます。


JC0805.121 宮崎県都城市 M9et28a#

JC0805.124 宮崎県都城市 M8.2sn35a#

さて、今日の写真は・・・
この夏は、宮崎でもたくさん写真を撮りました。
都城市内で写真仲間が撮影しているところを後ろから一枚。
もちろん、私も同じ窓を撮りました。
それぞれ、違った〈間〉で、各々の写真を撮っているのを確かめるのも、写真仲間と一緒に撮影する楽しみです。

また、仲間が見向きもしなくて、自分しか撮らなかったものの写真を、後日、確かめてみて、「やっぱ、良いじゃないの・・・」とほくそ笑むのも、これまた後日の楽しみです。
下の写真は、おそらく私しか撮っていたいと思います。

JC0805.100 宮崎県都城市 M9et28a#

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みかん猫67

先日、学生と一緒に博多駅から天神まで歩きました。
他の県から福岡にやってきている学生たちに、博多の下町を紹介しながらの撮影散歩です。
途中に博多区美野島の商店街に立ち寄るコースは、私がよく学生を連れて歩くお得意の道です。

通い慣れた道ですから、何処に何があるかは十分に分かっています。
このコースを歩くと、いつも同じようなものばかり撮ってしまいますが、同じ被写体であっても、その時々で光が違っていたり、細部に変化があったりと変化を見つけることができます。

今日の二枚の写真は2008年12月に撮ったものと、そして今年11月に撮ったものです。
同じドアですが、ひび割れがひどくなったのでしょうか、粘着テープが一面に貼られていました。

反面、浮き上がっているトタンの浪板を止めていた粘着テープは剥がれて、痕跡だけが残っています。
トタンの錆も少し進んだように見えます。
周りにはマンションのような建物も増えました。

歳をとると時間が気になります。
若いときには時間なんてものを意識することは殆どなかったのですが・・・。
今日という日は明日も続くと思って・・・いや、そんなことすら思っていませんでした。
ただただ、意識しないまま時間だけが流れたいました。
そして、この歳になってしまいました。

この、粘着テープとトタンの浪板に刻まれた二年の歳月。
私にとって、二年前・・・は貴重な時間です。
歳とともに時間というものが特別な意味をもつようになります。
残された時間・・
過ごしてきた時間・・・

「残された時間」なんて、神のみぞ知るで、誰にも分かりませんし、約束されて時間など誰にもありません。
ただ、時は静かに、誰に対しても平等に刻まれていきます。
青色の塗料が色褪せたトタン浪板の錆が進むように、私の顔や手にも皺やしみが増えていきます。
己の身と周りの世界の日々の変化を楽しみながら、これからも愉快に写真が撮れれば幸せです。


CB1210.038 福岡市博多区 M8.2et28a

JC1113.003 福岡市博多区 GH2 g20a

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みかん猫67

昨日の〈亀カメラ〉はPanasonic G1にとっていささか不名誉な内容になってしまいました。
なぜあのような写りになってしまったのか、私にも分かりません。
確かにレンズフードは付いていなかったと思いますが、レンズコーティングの進歩した今日において、いくらレンズフードを付けていなくても、あのような写りになるレンズは珍しいのではないでしょうか。

私は普段、レンズフードを殆ど使いません。
せいぜい、ガラスを抜いたフィルター枠や、ステップアップリングをレンズの先に付けるくらいで済ませています。
レンズフードの効果は認めてはいるのですが、レンズフードを付けると、やたらレンズが自己主張を始めるので嫌なのです。
それでも、あのレンズのような霧のかかったような写真になった経験はありません。

でも、だからPanasonicは悪いと言うつもりはありません。
それが証拠に、私は最近、Panasonic GH2を買って、ご機嫌で使っています。
私のゼミの四年生のKさんは、Panasonic G1にズームレンズを付けて卒業制作を作っていますが、何の問題もありません。
宮崎での場合、何か余程の悪条件が重なって、あのような写りになってしまったのでしょう。

さて、本日はゼミナールの授業でしたが、授業の後、学生を誘って昼飯を食べに行きました。
何故か、鶏の唐揚げが食べたくなったのです。
芸術学部の校舎から遠く、坂を上らないといけない1号館にある学生食堂の唐揚げがなかなかいけるのです。
値段も安価で旨いのですから上等です。
高くて旨いは普通、安くて旨いは上等が大阪人のモットーです。

芸術学部の校舎を出て、坂道に差しかかる手前まで来たときに、急に気持ちが変わりました。
1号館の学生食堂に行くのを止めにして、工学部の校舎の中にある食堂、「クラブハウス」に行ってみたくなりました。
別に坂道が嫌だったということではありません。
「クラブハウス」が私を呼んだ・・・としか考えられません。

突然の気変わりは私の得意技ですから、学生もおとなしく着いて来てくれました。
クラブハウス到着。
さて、本日の「スペシャルランチ」は・・・

なんと、「唐揚げ定食」。
しかも、私の大好物のコロッケ付きです。

そうか、これが私を呼んだのか。

町を歩いているときも、このように被写体から呼び止められるようになりたいものです。
今のところ、私を呼び止めるのは猫と犬くらいのものでしょうか。

犬の写真はPanasonic GH2に14mmレンズで撮ったものです。
よく写っているでしょ。

JC1102.033 北九州市戸畑区 GH2 g14a#

JC04.03.077 福岡県田川市松原 K7da352.8M#


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みかん猫67

審査してきました

今日は高文連の写真の審査をしてきました。
全国大会に出場する10作品を決める、福岡県大会の一次審査です。
ずいぶんと長く高文連の審査をさせて頂いていますが、聞くところによると、本年度はこれまでにない量の作品が集まったそうです。

確かな数字は忘れましたが3000点を超えていたと思います。
それを三人の審査員で、朝の10時から、昼食をはさんで16時前までかけて180点くらいまで絞り込むのが一次審査です。

デジタル出力で簡単にカラー写真がプリントできる時代です。
出品作品が増えているのも、その影響があると思われます。
昔の応募作品のほとんどは黒白写真で、高校生たちが狭苦しい暗室の中で頑張ってプリントしたものでしたが、今では殆どがデジタル出力で、しかもカラー写真です。
黒白写真(デジタル出力した黒白写真も含む)と、カラー写真との比率は、とうとう1:10になってしまいました。

どういった状況であれ、若い人の写真を拝見するのは楽しいものです。
仕事柄、写真のことを小難しく考えがちな私の頭と心を揉みほぐしてくれるのが若い人たちの写真です。
若く、自由な写真を見せてもらって、私の方が「これで良いのだ」と、勇気づけられることもあります。

審査員は三人で、それぞれ得意とする分野は分かれています。
私は型にはまったコンテスト写真ではなく、作者の本音の心の動きが感じられる写真、写真を楽しんでいることが伝わってくる写真・・・そういった作品を選ぶように心がけています。
ですから、私が選ぶ写真は、ちょっと風変わりだと思います。
コンテストの入選作品としては少々、ひ弱でも、そういった写真を応援してやりたいのです。

二次審査は全紙サイズに引き伸された写真で行います。
一次審査で私が目星を付けた写真が、どのような感じに仕上がってくるのかが楽しみです。
また、、一次審査の小さなサイズでは気付くことが出来なかった魅力に、写真が大きくなることで気付けて、新たに素晴らしい写真に出会えることがあれば、これもまた嬉しいものです。


JC1108.051 福岡市東区 GH2g14|2.5#

JC1108.066 福岡市東区 M9sn35#

今日の写真は昨日の続きです。
後ろ姿です。
後ろ姿を撮っているときに、突然、前を歩いていた人がレンズを方を振り向くことがあります。

そんなときは、迷わずシャッターを押すのです。

適当に後ろからプレッシャーをかけて、振り向かせるという方法も、私は時折使います。

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みかん猫67

月曜日は、私のゼミナールに所属している学生たちへの授業日です。
午前中は三年生の「ゼミナール」の授業。
午後は四年生の「卒業制作」の授業です。

学生たちが自ら進んで写真を撮る、プリントをする・・・そんな時代には、あれこれと教えることもありましたが、なんと言っても今の学生たちには、写真を撮ってもらうことが第一です。

他の授業が忙しくて、写真どころではない事情も分からないではないのですが、なんとなく釈然としないものがこころの底に残るのも事実です。

撮影や、暗室に入る時間がない。
ならば、授業で・・・ということで、ゼミナールの授業は、面白くもない私の講義をできるだけ控えて、制作のために時間を使ってもらうことにしています。

本日も、授業時間に撮影をする学生は、私と一緒の歩きませんか?・・と提案をしてありましたので、希望するTくんとSさんの二名と一緒に大学を出ました。
歩く道順等はすべて学生任せで、私はその後ろを歩いてきました。

剣豪は刀を構える姿を見ただけで、相手がどの程度の剣の使い手なのかが分かるようですが、写真も同様です。
カメラの使い方、身のこなし、そして歩く姿などを観察すると、どの程度のものかが分かります。

さて、今日の二人。
正直言って、まだまだ「ひよこ」です。
前を歩く二人の後ろ姿を見ていると、身の回りに目配りができていないことがありありと分かります。
つまり、隙だらけ。
被写体になりそうなものの前も、気にも留めないで通り過ぎて行きます。

確かに、レンズを向けるものは人それぞれですから、私が面白いと感じたものの前に学生たちが立ち止まらなかったからといって、それを駄目だと言うつもりはありません。
被写体からの〈気〉を感じ取ろうとする、気迫が感じられないのです。

私は大した写真を撮る人間でもありませんので、学生たちに対して、神様のような影響力を持っていないのは十分承知しているのですが、穏やかな日差しの中を一緒に歩き、私が立ち止まる姿を見て、何かしらでも受け取ってくれたなら嬉しいのですが・・・

まだまだ目配りができない学生たちですから、私の姿など眼中になかったかも知れませんね。


JC1108.012 福岡市東区 M9sn35#

さて、今日の写真。
上の写真は〈香椎宮〉に向かう途中で出会った園児たちです。
画面中央の男の子の体のくねりが気になって選んでみました。
昨日の〈亀カメラ〉に、七五三詣りの帰りと思われる家族連れの後ろ姿の写真を見てもらいましたが、今日の写真の後ろ姿です。

後ろ姿は写真として弱いと言われがちです。
確かに、そう言われて当然なところもありますが、後ろ姿でないと見せられない世界も当然あります。

そんなときに、心がけるのは〈体の形〉です。
顔の表情に代えて、体の形で伝えるのです。

下の写真は、相撲の稽古場を覗き込む人たちを後ろから撮ったものです。
一番左の人物の手の表情、三番目、五番目の人物の覗き込む動作・・・こういった形を見極めながらシャッターを押すタイミングを見計らいます。

JC1108.023 福岡市東区 GH2g14|2.5#


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みかん猫67

今日は立冬でした。
よく言われる言い回しですが、「暦の上では冬」ということです。
立春の前日までが冬ということになりますが、長い冬の始まりです。
冬は嫌ですね。
何が嫌かというと、寒い。
冬だから寒くて当然なのですが・・・寒いのは嫌。
「冬来たりなば、春と遠いからじ」と、暖かくなる春を、いまから待つ心境です。

かと言って春もあまり好きではありません。
「三寒四温」「菜種梅雨」など気候が不安定だし、なんと言っても新学期で大学も忙しくなるから。
やはり、暑い夏が一番です。


JC1107.001 福岡市東区 GH2g14#

北九州まで出かける用事があり、JRの駅まで歩いていると、黄色くなった桜の葉が落ちていました。
アスファルトで固められた道と、ブロックの石垣・・・・すべて、無彩色の冷たい色をしているなかで、落ち葉の色が、電球の灯りのようなほの暖かさを感じさせてくれます。
目に映る景色からも冷たい風を感じます。

しかす、今日の日中は暑かった。
朝夕は暦どおりに寒く感じたのですが、昼間に日の光の中を歩いていると上着を脱ぎたくなるくらいでした。

スーツ姿で北九州市の戸畑まで出かけました。
用事が終わった後、少し歩いて写真でも撮るか・・・と、意気込んでカメラを二台持参したのですが、暑さで写真を撮る気も失せるほどでした。
暑い夏が一番などと言っておきながら、いい加減なものです。

七五三詣りの帰りなのでしょうか、親子連れが前を歩いていました。
お父さんとお母さんの間の女の子の、白いブラウスが目にも爽やかでしたので、失礼して撮影。
歩きながらの撮影で、最初のカットはお父さんの頭が切れていて失敗。
続いてもう一枚。
こんどはなんとか収まりましたが、背景なども考えると最初にシャッターを押した所の方が良かったような気がします。

戸畑の町中で、「丸尾先生」と呼びかけられました。
教師生活もながくなりますので、あちらこちらで懐かしい顔に出会うのですが、戸畑で・・・誰や?
と見ると、車から、卒業生のS君が顔を覗かせていました。
車の助手席では奥さんが手にソフトクリームを持って微笑んでいました。

白いブラウス、ソフトクリーム・・・そんなものが似合う今日の暑さでした。

JC1107.010 北九州市戸畑区 M9sn35#


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みかん猫67

女子カメラ

授業を終えて教室から研究室に戻る途中で、顔見知りの女子学生Tさんを見かけました。
校舎と校舎をつなぐ渡り廊下にはソファーとテーブルが置かれていて、学生たちの寛ぎの場になっていますが、Tさんはそこで休んでいました。

彼女は一年生ですが、私の撮影に同行したこともあるほど熱心な学生です。
ソファーの前のテーブルには、真新しいデジタル一眼レフ、〈Canon 7D〉が置かれていました。
レンズは巨大なズームレンズが着いていて、なかなか立派です。

「お、カメラ買ったんだ」と話しかけると、「すべてを注ぎ込んで買いました。」と嬉しそうに話してくれました。
昨今では、なんとか支出を押さえようと、カメラ等も借り物で済まそうとする学生も居ますし、材料や薬品、出力関係の消耗品等々も私たちから引き出そうとする学生が多いなか、学生が己の写真のために奮発してカメラやレンズを手に入れる姿をみると嬉しくなります。

小さな白いテーブルに置かれた〈Canon 7D〉は実に立派に見えます。

でも、実は私は、この存在感を押し出してくるようなカメラは苦手なのです。
カメラは出来るだけ小型で目立たないのが私の理想です。
かわいい女子学生が厳ついカメラを振り回しているのは見るに耐えません。

ぐいっと腕を曲げると、力こぶができる・・・そんな腕力自慢が一眼デジタルにズームレンズなんて化け物を使うのです。
女子は細腕が可愛いのですよ。
小さなマイクロフォーサーズカメラや、せいぜい小粋なライカMデジタルなんかに、つぶらな瞳の単焦点レンズなどを着けて、スマートに使ってくれると極上の女性写真家に見えるのですが・・・もちろん、これは私の勝手な意見です。

JC1102.036 北九州市戸畑区 EP1mzd17#

JC1023.024 福岡市西区西ノ浦 EP1mzd17#

そこで、今日はマイクロフォーサーズカメラ、〈OLYMPUS E-P1〉で撮った写真です。
このカメラ、何が気に入っているかというと・・・シャッター音です。
コトンと落ちるようなその音が、何とも心地良いのです。
シャッター音は個人々で好みの分かれるところですが、EP1の音はなかなかのものです。

これまでで一番私が好んだシャッター音は、フィルムカメラの〈Leica M5〉ですが、E-P1のシャッター音もM5とは違う音質ですが、写真を楽しく撮らせてくれる・・・そんな音です。

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