旅の空の最近のブログ記事

ハワイを黒白フィルムで長く撮ってきました。
それが、近年のデジタル写真の波に飲み込まれるかたちで、私も本格的にデジタルカメラを使うようになり四年を過ぎました。
2007年の1月に、これまで、フィルムカメラで使い続けて来たM型ライカのデジタルカメラ、LEICA M8を手に入れて以来のことです。

ハワイをデジタルカメラで撮り、カラー写真に仕上げるようになって、何が変わったかというと、気分でしょうか。
色に助けられ、なんでも写真になりそうなので、撮影中の気分が楽になったような気がしています。
銀塩黒白写真の時代には撮らなかったようなものまで、ついつい撮ってしまいます。

だけど、撮影枚数は銀塩黒色時代とデジタルカラーに変わった今もそれほど変わらないのは不思議です。
黒白の場合は現像が終わるまで撮影に成功したのか、失敗したのか分からないため、保険の意味合いもあって、一つの被写体に何回もシャッターを押してしまうことが多いようです。
デジタルの場合には、撮影結果が確認できますので、「これで良し」と打ち止めも早いので、一つの被写体に対する撮影枚数が少ないのでしょう。

気楽になったかわりに、気が抜けてしまわないように、戒めなければならない・・・そろそろ、そんな時期に差しかかってきたようです。

ハワイ滞在三日目の〈ハワイ日記〉です。

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ハワイに来て二度目の朝。
まだ、時差ボケ気味なのか、昨日の疲れか、ぐっすりと眠り、目覚めが日本に居るときよりも遅かった。
窓から差し込む朝の透明な光で目が覚めた。
窓のブラインドを下ろしたり、カーテンを引いたりするのは好きではない。
朝は朝日に起こされる・・・これが理想の目覚め。
ハワイだと、鳥の声で目覚めることもある。
いずれにしても、自然の優しさに目覚めるのは素晴らしい。
窓辺の丸テーブルの上に置かれた、安っぽいコップの影が長く伸びていた。
昨夜、ビールを飲むときに使ったコップだ。
コンパクトデジタルカメラで、今日最初のシャッターを押す。
ちょっと拍子抜けのシャッター音は、眠気覚ましにもならない。

部屋で朝食を食べながら本日の行動計画を練る。
思い切ってロングドライブと決めた。
ロングドライブと言っても私が運転するのではない。
ローカルバスの旅である。
オアフ島の西側を目指すことにした。
バスで行くことが出来る、西のどん詰まり、マカハビーチまで。

西に向かう時はバスの左側の座席が良い。
西側の海岸線に辿り着いた後は、終点のマカハビーチまでは延々と海を眺めることが出来るのである。
バス・パスを利用して、気が向いたところで、気ままに下車。
最初に下車したのは〈ナナクリ〉。
確か、元関取の〈小錦〉さんの出身地。

ハワイ オアフ島 ナナクリ
Nanakuli Oahu Hawaii

ハワイ オアフ島 マカハビーチ
Makaha Beach Oahu Hawaii

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〈ナナクリ〉から、〈マイレ〉〈ワイアナエ〉、そして終点、〈マカハビーチ〉。
〈ナナクリ〉では、少年たちが波と戯れていました。
〈マカハビーチ〉では、お母さんと家路に向かう少年と目が合いました。
何も知らない旅行者が、簡単に「楽園」と言ってよいものか、いつも迷うのですが・・・やはり、楽園そのものです。


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みかん猫67


猫も歩くゾ 鹿児島の町

鹿児島の話しがずいぶんと続いていて、皆さんの中には「こいつ、最近写真を撮っていないから鹿児島の話でお茶を濁しているな・・・」とお考えの人も居られることでしょう。
いえいえ、毎日、ちゃんとカメラは鞄の中に入っていますので、写真に撮りたくなったものと出会えば、ちゃんと写真は撮っていますのでご心配なく。

ただ、鹿児島から戻って以来、妙に授業に情熱を注ぐようになり・・・ホントかいな?・・・忙しくしております。
故に、歩き回る時間がなくて、〈出会い〉の機会は減っていることは事実です。

被写体との出会いのためにも写真を撮る人間は歩かなければなりません。
格好良い言い方をすると、我が身とこころを被写体の前に運ぶことから写真は始まる・・・のです。

そのときは頭よりも目と足を活用すること。
頭は撮った写真を見るときとか、それらの写真に息吹を吹き込むときに使えば良いのです。
なんてことを大学の授業で、いつも学生たちに話すのですが・・・なかなか。

最近の学生たちの尻には根が生えているのかと思うくらい腰が重い。
ゲームやインターネットでパソコン画面に釘付け。それが習慣になっているようで、歩かない。
すぐに「課題に追われて忙しくて写真を撮りに行く時間がない」などと宣います。

歩け・歩け
見よ、鹿児島では猫も歩いているぞ。
カメラは持っていないけれど。

と言うことで、今日の写真は鹿児島で見つけた「歩く猫」にしました。
大して頭を使って写真を選んだとは思えませんが、そこはそれ・・・「旅先で時間がなくて」

JC1010.092 鹿児島市西田町 M9sn35a#

JC1010.094 鹿児島市武 M9sn35a#

JC1009.033 鹿児島市名山町 M9sn35a#

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みかん猫67

旅に出るときには本を持参します。
普段と違う環境にある旅では、珍しいものがいっぱいです.

そのうえ、写真を撮ろうなんて下心があると、のんびり本を呼んでいる場合じゃないのですが、旅に本を持って行くのは習慣になっているようです。

昼間はうろうろしているのですが、夜に弱い私は、暗くなると宿に戻ります。
当然、宿ではすることもなく本に助けられています。
でも、最近では本の他にパソコンも持って出ることが多くまりましたので、夜はもっぱら昼間に撮ったデジタル写真データの整理などで、パソコンに向かうことが多くなりました。

そんなこんなで、本の出番が少なくなってはいるのですが、今回の鹿児島にも本とパソコンの両方を持ってきました。
旅に持って出る本は他の荷物のことも考えて小さな文庫本にしています。
以前、旅先にもって出た文を再び読みたくなって開いてみると、スタンプが押されていることがあります。

旅の記念になるように、いろんな観光地やJRの主要駅などにスタンプが準備されています。
それを見ると、スタンプを押したくなるのです。
旅に連れ出した本は、そんなスタンプ帳の代わりになることがあるのです。
これは、その本を後日、再び開いたときに旅の記憶が転がり出てくることを期待してのことです。

栞代わりに、気に入ったお店の箸袋だったり、旅先で入った美術館などの入場券などを頁の間に挟むこともあります。
「田中一村」さんの展覧会を見に行った鹿児島市美術館にもスタンプが準備されていました。
今回の鹿児島には、読みかけていた単行本を持ってきましたので、本は宿に置いたまま出てきましたので、本にスタンプを押すことは出来ませんでした。

何にスタンプを押そうか迷っていると受付の女性がすっと白い紙を数枚手渡してくれました。
60過ぎの爺が、子供のようにスタンプを押して喜んでいるのを可笑しく思っただろうなと、少々恥ずかしくもありましたが、お礼を言って、頂いた白い紙に三種類準備されていたスタンプを全種類押してきました。
ははは・・・馬鹿ですね。

鹿児島市立美術館

私に白い紙を手渡してくれた、鹿児島市美術館の受付の女性・・・もちろん可愛い人でしたよ。(正直、馬鹿げたことをしている自分が恥ずかしくて、相手の顔をよく見ていません)
でも、きっと可愛いはずです。

そこで、今日の写真は街角で受付嬢のように座り込んでいた猫の写真二枚を選んでみました。

猫はどんときでも可愛いものです。

JC1009.011 鹿児島市名山町 M9sn35a#

JC1009.075 鹿児島市小川町 M9sn35a#


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みかん猫67

市内電車の走る町。
味わい深い大衆食堂に出会える町。
鹿児島市はそんな町でしたが、もう一つ、私が好きな町の条件としては、猫の居る町というのがあります。
猫も居るだけでは駄目で、のびのびと暮らし、人懐っこい猫・・・そんな猫の居る町は、どうしても旅の印象は良くなります。

人の姿を見たらすぐに逃げ出すような猫が居たり、猫除けのためでしょう、ペットボトルに水を入れてものがこれでもかと並べられているような町は、そこに暮らす人たちの荒んだ心根を見るようでなんとなく嫌な印象が残ります。
まあ、これは猫好きな人間の勝手な言い草ですけれど。
猫の迷惑を被っている人たちも居るわけですから・・・

私が好きな町には猫の住み着きやすい空間がありますので、猫好きと猫嫌いの悲喜こもごものせめぎ合いを見ることができます。
猫嫌いの人は水の入ったペットボトルを並べるでしょうし、猫好きの人は野良猫のための食事を町角置いたりしています。

鹿児島は「猫」に関してはそこそこの収穫があったような気がして、猫の写った齣を選んでRAWデータから写真にしてみました。
選ばれた猫がらみの写真は15枚ほどありました。二日ほどの撮影でこれだけの猫写真が撮れたのですから、鹿児島はたいした町です。

名山町は猫の姿をよく見かける町です。
もちろん私の好きな町です。
名山町は猫好きと猫嫌いが相見える決戦の場とでも言いましょうか。
猫は神出鬼没、縦横無尽に動き回ります。
ちょっと油断をすると人間様をあざ笑うかのように、あちらこちらでうんこやおしっこをしてくれます。
そこで、人間様は浅知恵でペットボトルを並べます。
以前、日だまりに置かれたペットボトルの横で、大胆にも猫が昼寝をしている光景を目にしたときに、人間の知恵の浅さを知りました。

JC1010.026 鹿児島市名山町 M9sn35a#

JC1010.023 鹿児島市名山町 NEX5e16#

JC1010.041 鹿児島市上本町 M9sn35a#

そこで、今度は猫が歩けないように先の尖ったものをブロック塀の上に置いてみる。
センスも美観あったものではありません。
塀の上で猫がのんびりうたた寝をする・・・そんなサザエさんの漫画にでてくるような長閑な町はどこにいってしまったのでしょうか?


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みかん猫67

前日の〈亀カメラ〉で、食堂に入って座る席をきめるのにも、漫然と座るのではなくて、写真が撮れそうなところを探して座るべし・・・といったことを書きました。

食堂にはごはんを食べるために入るのですから、普通の人たちは写真を撮ることなんて考えもしないのですが、私は三度の食事より写真を撮るのが好きだから(冗談)、どんな所でも、どのような時でも写真を撮ることを考えて行動しています。

店に入ったときに、先ずは店の雰囲気を一番掴みやすい場所を探し、次には写真になりそうな客が居れば、それに対して一番良いと思われる場所を探します。
これらのことは瞬時に行う必要があります。

〈みどりや食堂〉の場合、理想の位置はすでに先客が座っていましたので、その次の場所に座りました。
案の定、一番奥のテーブルに座る老人を撮るには少々距離がありましたし、私と老人の間の客が邪魔でした。

邪魔な位置にいる客が店をはやく出ることを願うのですが、その男性は女性同伴でしたので、下手をすると私より長っ尻の可能性があります。
それでも諦めてはだめです。
最後の一手があります。

それは、自分が支払いに立ったときです。
ある意味、大手を振って店内を歩けるときですから、このチャンスをうまく活用するのです。

下の写真は、私が支払いのために立ち上がって二三歩、やや右前方に歩いたところです。
画面右隅の白服に赤いエプロンの店の人は、レジに向かってこちらに来ようとしています。
老人に対して一番良いと思われるところでカメラを構えてシャッターを一押し。
時間をかけて撮影は出来ませんので、露出は事前に合わせてあります。
ピントは目測です。

JC1010.067 鹿児島市中央町 M9sn35a#

JC1010.079 鹿児島市中央町 M9sn35a#

支払いをしながら店の人に、店奥に飾られていた招き猫の写真を撮って良いか訪ねました。
了解を得て、今度はゆっくりと撮影。
撮影を済ませ、店を出るために入り口の方を振り返って、そこに居た男性の客を撮影。
つまり、正面の敵を切り、返す刀で背後の敵も切り倒すというやつです。
この男性は先ほどの邪魔になっていた人ではなくて、その後に店に入ってきた人で、私が座っていたのはこの男性の後ろの席です。

JC1010.081 鹿児島市中央町 M9sn35a#

良い写真が撮れるかどうか・・・そんなことは分かりませんが、とにかく撮る心構え、身構えだけはいかなる時にも忘れないことです。
気にいった写真が撮れれば儲けもの。
撮れなくても、「まっ、いいか・・・」ですよ。

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みかん猫67

鹿児島での最後の食事を摂るべく、良さそうな食堂はないかと〈鹿児島中央駅〉の周りをうろうろ歩いて見つけたのが、アーケードから一本はずれたところにあった〈みどりや食堂〉でした。

店の前の窓ガラスに貼られた「45周年感謝セール」の貼り紙に誘われて〈みどりや食堂〉に決めました。
45年間、食堂を営み続けてこれたのは、それなりの理由があるはずで、決して落胆させられることはないだろうと考えた次第です。
それに合わせて「感謝セール」の文字も魅力です。

店内に入ると、広い店内に先客は7名。
時間は1時過ぎ。
昼飯時にしては、少々客が少な目なのが心配でしたが、日曜日は案外、このような大衆食堂は客が少ないのかも知れません。

こういったときには、写真を撮るためにはどの席が良いかで、座る場所を決めます。
食堂の中をうろうろ動き回って写真を撮るのは気が引けますので、座ったところから邪魔にならないように写真を撮らせてもらいます。
ですから、この位置決めは重要です。

この日は、左右の座敷が見渡せるテーブル席に決めました。
右側の座敷には客が居ませんでしたが、左側の座敷には運動部系の高校生が三人座っていました。
私が席を決めて座ると、その高校生のところにワーッと驚くほど山盛りの注文品が運ばれてきました。

店の女性に「凄い量ですね・・・」と話しかけてみると「あれは大盛りです」とのこと。一安心です。
こちらは食べ盛りの高校生ではありませんので、味より量の店は嫌です。

私が座った席からの眺めは下の写真ようなものでした。
昼飯時ということが分かるように、画面上に時計も写し込んでおきました。
本当は、奥の老人が気になったので、白いシャツの男性の場所が良いと思ったのですが、それは叶えられませんでした。

JC1010.065 鹿児島市中央町 M9sn35a#

JC1010.070 鹿児島市中央町 NEX5e16#

右横の座敷の衝立てには〈薩摩白波〉などのポスターや貼り紙が貼られていて、鹿児島の食堂の雰囲気を伝えてくれていました。

店の中を座ったまま撮影しているうちに、私が注文したものが運ばれてきました。
〈黒豚とんかつ定食〉870円也。
普通のかつ定食が650円ですから、ちょっと値が張りますが、ここは鹿児島ですから、とんかつも黒豚でしょと奮発。 
「45周年感謝セール」で定食は50円引きでした。

JC1010.074 鹿児島市中央町 NEX5e16#

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みかん猫67

旅先で、とかく財布の紐も緩みがちで、普段はできない散在をしてしまします。
ちょっと高級そうな、その地方の有名なお店に入り、名物に舌鼓を打つのも悪くはありません。
でも、普段食べ慣れないものを口に入れた結果、お腹の調子が悪くなっては、せっかくの旅もだいなしになってしまいます。

なんて言い訳は止めにして、素直に、経済優先で・・・と言えば良いのです。
旅先でも普段通り「大衆食堂」を探します。
自分の感覚を頼りに、店構えだけで決めた食堂で、狙い通り美味しい食事にありつけたときには大満足で、その食堂だけではなく、町そのものが良い町に思えてしまします。
財布も風邪をひかなくて済むというものです。

鹿児島初日の夕食は仕事関係の人との会食でしたので、鹿児島名物をしっかりと食べさせてもらいました。
二日目の昼も仕事関係のお弁当。

二日目の夜から自前で食事です。
鹿児島とくればラーメンです。
ガイドブックなどには有名店載っていますが、それらのラーメンは、これまでに頂いていますので、今回は自分の目で選んでみました。

店の前を二度三度と歩いて、店内のお客の人数を確認。
多くもないし少なくもない。
行列をしてまで食べる習慣はありませんので、混雑していない店がなによりです。かといってお客の居ない店に入る勇気もありません。
ほどほどが一番。
餃子もありそう。
と、いうことで店に入り、〈醤油ラーメン〉と〈餃子〉を注文。


JC1010.082 鹿児島市中央町 NEX5e16

さて、今日の写真は鹿児島での最後の食事になる、三日目の昼食のために選んだ〈みどりや食堂〉です。
場所は鹿児島中央駅に近い〈中央町〉。
大衆食堂は、まずは店の前に掲げられた品書きを拝見。

〈さつま揚げ定食 600円〉〈キビナゴ定食 670円〉など、薩摩らしいメニューが旅人の気持ちを引きつけます。
他にも私の大好きな〈コロッケ〉が定食になって500円。
赤文字で「45周年感謝セール」と書かれた白い紙もガラス窓に貼ってあります。
この「45周年感謝セール」の貼り紙が決め手となって店の中へ。
テーブルの着いたところで出された急須がこれまた、大衆食堂そのもの。
まさか45年間使い込まれたものではないでしょうが、貫禄は十分です。

JC1010.072 鹿児島市中央町 NEX5e16#

JC1010.071 鹿児島市中央町 NEX5e16#

私の座ったテーブルの左右には座敷がありました。
店の雰囲気は合格です。
テープルの上に置いてある品書きも極めて簡素ですが、品数はまさに大衆食堂です。
何でもありますよ。
さて、何を頼みましょうか・・・・

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みかん猫67

仕事を抱えての出張でしたが、久しぶりに鹿児島市内に言ってきました。
仕事を済ませた後、帰りを遅らせて自由気ままに市内を歩いてきました。
鹿児島は市内には路面電車が走っています。

旅先などでは、人の生活がながく続いてきたような、そんなちょっと古ぼけた(失礼)を探して歩きます。
鹿児島だと〈名山町〉〈易居町〉〈小川町〉〈上本町〉と繋がった一角が好きで、今回も歩いてきました。

そんな町に路面電車が走っていると、もう最高です。
私のふるさと〈大阪〉にも〈阪堺電気鉄道〉という路面電車が残っています。
最近、路面電車の魅力を再確認する動きがあるようですが、一時期は交通渋滞の元凶のように言われ、路面電車はどんどん廃止されていきました。

私が好んで出かける熊本、長崎、広島などでは市民や観光客にとって重要な足として、現役ばりばりで市内を走り回っています。
何処で何を撮るなんてことを決めない撮影スタイルの私などには、のんびりと走る電車は被写体探しにも最適です。

一日乗り放題のパスを買って、ちょうど来た電車に乗ってみます。
そのうち、窓の外に良さそうなものを発見したら次の停車場で飛び降りて撮影。
また、次ぎに来た電車の乗って、しばし休憩をしたり、景色を眺めたり・・・こんなに重宝する路面電車をどうして無くしてしまうのでしょうかね。

確かに移動の時間を考えたときに、あまり素早いとは言えませんが、人の神経には、路面電車の速さくらいでも十分だと思うのです。

鹿児島もやはり路面電車が走っています。
現在の鹿児島交通網の中心はJR鹿児島中央駅ですが、これとは別に〈JR鹿児島駅〉があります。
先ほど紹介した〈名山町〉〈易居町〉〈小川町〉と歩いていくと〈JR鹿児島駅〉にたどり着けます。

JC1009.065 鹿児島市浜町 M9sn35a#

JC1010.091 鹿児島市中央町 NEX5e16#

九州新幹線の開通などで何かと話題になる〈鹿児島中央駅〉に比べると、周辺の環境も含めかなり衰退している感はありますが、これがまた旅人にとっては魅力なのです。
そんな、〈JR鹿児島駅〉の前に鹿児島市電の〈鹿児島駅前電停〉(始発)があります。

今回の滞在中もこの駅から二度、路面電車に乗りました。
歩き疲れた帰りに利用したのです。
さて、今夜の夕飯はどこで食おうか・・・などと考えながら、日が暮れていく町を窓から眺めるのもなかなか乙なものです。

鹿児島市小川町

JC1009.116 鹿児島市浜町 M9sn35a#

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みかん猫67

昨夜、鹿児島から戻ってきました。
本日は〈体育の日〉で国民の祭日のはずなのですが、われわれはこの国の〈国民〉ではないのか、祝日もなくお仕事です。
授業がありますので、我々教員だけではなくて学生たちも休みではありません。
大学の授業は半年間で14〜15回行わなければなりませんので、月曜日に祝祭日がきても休んでいたのでは授業日数が足りなくなるので、授業をしなければならない次第です。
迷惑な話です。

その上、なんだか私には訳の分からない理由で、祝祭日が授業日になっていたりして、複雑なことが苦手な私などは、頭の中がこんがらがってしまいそうです。
私は月曜日に授業を担当していますので、今日は大学に出ました。
これがなければ、世間様のように連休を利用してもう一泊するところです。
そうすれば、鹿児島での待ち歩きをもっと楽しむことが出来たのですが、そうもいかず、渋々戻ってきました。

今朝、大学に向かう道で、たくさんの桜の葉は地面に散っているのを目にしました。
鹿児島ではあんなに暑かったけれど、桜の落ち葉を見ると、秋は少しずつ深まっているように思えました。
そういえば、秋は深い・・・と言い、春は浅いとは言いますが、春が深くなったとは言いません。
また、夏や冬には浅い、深いなどと季節の前後を言うのではなくて、夏の盛りとか、真夏、真冬など、それぞれの季節の真っ只中を言うことが多いのはなぜでしょうか。

深い、浅いは男女の中・・・ではなくて、写真の世界では被写界深度が深いとか浅いとか言います。
奥行きに対して、ピントが合って見える範囲を「被写界深度」と言い、その範囲が前後に広いときに被写界深度が深いと言い、ピントが合って見える範囲がきわめて短いときは被写界深度が浅いと言います。

でも、よく考えてみると距離を表す場合、深い、浅いは表面から底まで、つまり、垂直方向の距離を言うのであって、水平方向の奥行きに対して深い、浅いを用いるのは不適切ではないのか・・・などと、気になったので辞書で〈深い・浅い〉について調べてみると、さすがは偉い人が書く辞書ですね。
ちゃんと、水平方向の奥行きについても「入り口から奥までの距離を表す」と書かれていました。
入り口付近にだけピントが合って、奥はぼていると被写界深度が浅いと言い、入り口から奥まできちんとピントがきている場合を被写界深度が深いということです。
なるほど納得。

被写界深度はレンズの焦点距離と、絞り、それに撮影距離などで変わります。
被写界深度を浅くする・・・つまり、極めて狭い範囲にだけピントを合わせたいときには、焦点距離の長いレンズを使い、絞りを出来るだけ大きく開け、出来る限り被写体に近づいて撮ります。

しかし、私の場合は広角レンズを好み、絞りも二つ三つ絞って、被写体から3メートルから5メートルくらいの距離に立って撮ることが多いので、被写体深度の浅い写真は殆んどありません。

そこで、今日の鹿児島写真も広角レンズで撮った奥行きのある、被写界深度の深い写真となりました。

JC1009.012 鹿児島市名山町 M9sn35a#

JC1009.076 鹿児島市易居町 M9sn35a#

二枚の写真は、10月9日に撮ったものです。
この日は小雨に降る中で撮影を始めましたが、遠来の客を労るかのように、夕方から突然、太陽が顔を見せてくれました。
私は自称〈晴れ男〉ですから、〈晴れ男〉の真骨頂発揮といったところでしょうか。

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南国、鹿児島

昨日は半日でしたが、久しぶりによく歩いたので、少々疲れました。
おけげで夜はぐっすりと眠ることが出来ました。
歳をとると夜中に目覚めることも多く、「よく寝た〜・・・」と、満足な朝を迎えることが少なくなるのですが、今朝は良い気分で朝をむかえました。

鹿児島に着いた日と、その次の夕方くらいまでは雨模様の鹿児島市内でしたが、今日は朝から良いお天気。
気温も上がって暑いくらいです。
仕事で来ていますので、慣れないスーツ姿の私には、雨と暑さはこたえました。

写真を撮るには気分をリラックスさせておくことが重要だと思います。
着慣れない服装でしゃちこばっていたのでは、気分もがちがちになって、目も気分も塞がってしまい写真どころではないでしょう。
その上、雨では服も濡れ、靴の中も湿っぽくなる、手には傘というお荷物が増える・・・気分も滅入るというものです。

でも、雨の日には雨の日にしか撮れない写真が撮れますし、晴れわたった日にはそんな日の様子が写真に写ってくれます。
重い荷物と、スーツの上着とネクタイを鹿児島中央駅のロッカーに放り込んで、身軽になって鹿児島歩きを楽まなければと、お得意の貧乏根性を発揮。
せっかく、鹿児島に来たのですから、楽しまなければ・・・

おっと、その前に〈田中一村展〉に行かなければ・・・ということで、鹿児島中央駅から鹿児島市立美術館までタクシーで直行。
タクシーの中ではお決まりの調査。

私が好んで歩くような町があるとすれば何処か?
この質問をタクシーの運転手さんに向けるのですが、こちらが観光客だと知ると、ほとんどの運転手の方は観光地を紹介します。
そうじゃなくて・・と言うのも面倒なので、そのまま話を聞きながら、なんとかこちだの希望する内容の答えを引き出そうとするのですが、なかなか。

ところが、今日の運転手さんは私の話をよく聞いてくれて的確なアドバイスをくれました。
普段だと、そのまま、そのタクシーで現地を案内してもらうのですが、今日はなんと言っても鹿児島県立美術館です。

開館20分くらい前に美術館に着きましたが、夏のような日差しの中、もう入り口の周りには多くの人が集まっていました。
ほどなく、女子中学生が三人、入り口ドアの前に立ったので、その後に私も並んだところ、日陰に避難していた人たちがどんどん列をつくりました。

念願の田中一村さんの絵を見て美術館の外に出ると、南国、鹿児島を実感できる日差しが迎えてくれました。(南国、鹿児島の白クマは、今回、口にしませんでしたが。)

JC1010.009 鹿児島市山下町 M9sn35a#
鹿児島市立美術館の前の陸橋。帽子が欲しくなるような強い日差しです。この陸橋に右手側に、西郷隆盛さんが日焼けした顔で、遠くの空を眺めていました。

JC1010.050 鹿児島市上本町 M9sn35a#
「夏の盛りに撮りました」と言っても良いような情景です。

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